んー・・・
あら、きんかん君どうしたの?
なんか、研修医始まったんだけど、学生の時と違ってテストとかないから中々勉強進まないんだよね・・・
あら?そういう言葉は学生時代にちゃんと勉強した人が言う台詞よ。
殺生な・・・
まぁ、でも何か資格とりたないなら「心電図検定」がお勧めね。
心電図検定?
心電図検定は日本不整脈心電学会主催の心電図のテストです。
受験資格は、
「心電図に興味を有するものであれば、その他は問わない。(受験規約原文より)」
と、かなり潔い受験資格です。
学生でも受けることができます。
1級〜4級まで分かれていて、ホームページの説明書きには
4級:循環器勤務数年のメディカルプロフェッショナル、心電図に興味のある医学生など
3級:一般臨床医、循環器勤務メディカルプロフェッショナル
2級:一般循環器医、循環器勤務ベテランメディカルプロフェッショナル
1級:循環器専門医、心電図に深く精通したメディカルプロフェッショナル
となっています。ちなみに飛び級で受験可能で、いきなり1級受験も可能です。
さらに1級のうち成績上位者は「心電図マイスター」の称号が与えられます。
以前は併願可能でしたが,最近併願が不可になったみたいです(多分人気がでてきたからでしょうか?)。
2020年度版で第6回を数えます。
Dr.YUMAが後期研修の時に第1回の心電図検定が始まり、
その時は循環器病棟の中でも受ける人はややマニアック(?)な印象でしたが,2019年には受験人数は8000人を超えて,
「日本の資格・検定」AWARDS2020年の「注目の資格・検定ランキング部門」で1位になっています.
合格率は1級50%、2級70%、3級70%、4級80%くらいで1級が合格率が低いです。これは1級だけ過去問が無いことも関連してそうです。
うちの病棟の看護師さんでも「3級受かった−!」「2級はまだ早かった・・・」とか聞くと、嬉しくなります。
合否に関わらず、受けているだけでとても素晴らしいと思います。
とはいえ、受かった方が嬉しいに決まってますね。
まず必須本。
これは心電図検定持ってないなら必須ですね。過去問でもあるので必携です。
ただし、これはあくまでも過去問であり、これをこなせば心電図の基礎ができるとは到底思えません(やれば合格はできるかもしれませんが)。
しっかり基礎力をつけたい人はこれです。
分厚い本ですがかなり見やすいように工夫していて、Dr.YUMAもスタッフや研修医に持つよう勧めています。
是非この2冊で対策をして欲しいです。パーフェクトマニュアルは心電図決定が終わった後もずっと使えることを保証します。
あと1冊やる余裕があるなら1~2級目指す人はこれをやっても損はないでしょう。
1級に関しては、また後日記事を作る予定です。
あと、心電図を読めるようになるには心電図検定をきっかけにどんどん心電図を読むことだと思います(こちらに詳しく書いているので参考にしてください)。
是非心電図が「得意教科」になるよう頑張ってください!